玄関は、猫の脱走事故がもっとも起こりやすい場所です。家族の出入り、宅配の受け取り、ドアを開けたわずかな隙——その一瞬に猫はすり抜けます。この記事では、玄関の猫脱走防止に使えるフェンス・扉を、取付方式・高さ・賃貸対応・価格の観点から5製品比較し、住まいのタイプ別に「どれを選べばいいか」を整理します。
結論から言うと、玄関は猫脱走防止で最優先に対策すべき場所です。賃貸なら突っ張り式、持ち家でしっかり固定したいなら木製のビス固定式が向いています。まずは比較表で全体像をつかんでください。
玄関用 猫脱走防止フェンス・扉 比較表
※価格・仕様は2026年7月時点で各メーカー公式サイトを確認した情報です。最新の価格・在庫は必ず公式でご確認ください。
| 商品名 | メーカー | 取付方式 | 高さ | 取付可能幅 | 価格(税込) | 賃貸 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| にゃんがーど (扉タイプ) | ねこ工房 | 突っ張り | 〜285cm | 30〜85cm | 99,800円+送料4,500円 | ◎ | 木製(無垢材)・オーダー・隙間約20mm |
| のぼれんニャン バリアフリー Quick | ペットセレクト | 突っ張り | 約181〜245cm | 約78.5〜84.5cm | 19,800円 | ◎ | 手元レバー・ダブルロック・足元バリアフリー |
| ねこ脱走防止とびら | order403 | ビス固定 | オーダー | 〜85cm(キット) | オーダー見積 | △ | 天然無垢材・採寸オーダー・納期約40営業日 |
| にゃんドア (Wanyanya) | シンセーインターナショナル | 突っ張り | 190〜250cm | 85〜92.5cm | 17,600円(税込) | ◎ | 耐荷重〜20kg・扉ロック付き |
| 汎用ペットゲート (突っ張り式) | 各社 | 突っ張り | 190〜250cm | 85〜92.5cm | 数千〜1万円台 | ◎ | 低価格・Amazon/楽天で入手しやすい |
賃貸×工事不要を最優先するなら突っ張り式(のぼれんニャン・にゃんドア・汎用ゲート)、デザインと堅牢性を重視するなら木製(にゃんがーど・天然木とびら)が候補になります。
各商品の詳細
にゃんがーど(ねこ工房)|無垢材オーダーメイドの専門品
猫の脱走防止専門店「ねこ工房」が、天井と床を突っ張って固定する穴あけ不要のオーダー扉です。格子の隙間は約20mmで、一般的な成猫が通り抜けられない幅(約30mm)を下回る設計。ヒノキなどの無垢材を使用した木製で、玄関に置いても圧迫感が少なく、木の香りと見た目の評価が高い製品です。設置可能な天井高は最大2850mm、標準の扉本体は床から高さ1900mm、より高い天井にはハイドア仕様も選べます。
広い間口やL字型の設置、片開き・観音開き・ハイドアなど仕様の自由度が高く、隙間加工や手すり避け加工にも対応し、国内で製作されます。扉タイプ99,800円・柵タイプ119,800円(いずれも税込・送料別)と価格は高めですが、「専門店のオーダー品で確実に止めたい」層に向きます。
のぼれんニャン バリアフリー Quick(ペットセレクト)|設置しやすい現行モデル
「のぼれんニャン バリアフリー Quick」は、猫用脱走防止フェンス「のぼれんニャン バリアフリー」の現行モデルです。新開発の手元レバーにより、椅子や脚立を使わず、手元で突っ張り固定と位置の微調整ができます。
取付可能サイズは高さ約181〜245cm、幅約78.5〜84.5cm、奥行6cmです。足元にポールがないバリアフリー構造で、猫が簡単に外しにくいプルロック式のダブルロックを採用しています。価格は19,800円(税込)。穴を開けず、玄関や廊下に設置しやすい脱走防止フェンスを探している方に向いています。
ねこ脱走防止とびら(order403)|ビス固定の本格オーダー
「ビスで壁に設置する安全な天然木とびら」として、猫がなめても安全な天然無垢材を使い、住まいに合わせてオーダーサイズで製作する専門品です。自分で採寸してキットを購入・設置する方式で、キット対応は開口幅850mm以内(それ以上は工事対応)。納期は約40営業日。突っ張り式ではなくビス固定のため、原状回復が必要な賃貸では事前確認が必要ですが、「持ち家でしっかり固定したい」「インテリアになじむ木製がいい」ニーズに応えます。
にゃんドア(Wanyanya)|大型・耐荷重に強い突っ張りフェンス
幅85〜92.5cm・高さ190〜250cmに対応する大型の突っ張り式ペットフェンス。耐荷重は約20kgで、扉ロックレバー・滑り止め付きソケットを備えます。アルミニウム+ABS樹脂+スチール製で重量約4.0kg。広めの玄関や、しっかりした作りを求める場合の選択肢になります。
汎用ペットゲート(突っ張り式)|まず安く試したい人向け
Amazon・楽天で広く流通する突っ張り式の汎用ペットゲート。幅85〜92.5cm・高さ190〜250cm程度に対応する製品が多く、価格は数千〜1万円台と手頃です。専門品ほどの猫特化設計ではない場合があるため、格子の隙間(猫がすり抜けない約30mm未満が目安)や高さを必ず確認してください。「まず低コストで試したい」段階の入口に向きます。
玄関用フェンスの選び方|5つのチェックポイント
1. 取付方式(突っ張り式 / ビス固定)
賃貸なら、壁に穴を開けない突っ張り式が基本。原状回復の心配がありません。持ち家で確実に固定したいならビス固定も選べます。天井や壁が突っ張りに耐えるか(柔らかすぎないか)も事前に確認しましょう。
2. 高さ(猫の跳躍力に負けないか)
猫は高く跳ぶため、玄関では天井近くまで覆える高さが安心です。今回の5製品はいずれも180cm以上、天井突っ張りで対応天井高〜2850mmまで対応するものもあります。家の天井高に合うかを採寸してから選びます。
3. 隙間幅(すり抜け・挟まり防止)
一般に成猫が通り抜けられない幅は約30mmが目安。専門品は格子・ポール間隔を約20〜35mmに設計しています。汎用品を選ぶ際は、この隙間が広すぎないかを必ず確認してください。
4. 取付可能幅(玄関の間口に合うか)
玄関の間口を採寸し、製品の対応幅に収まるか確認します。間口が広い場合は、拡張パネル対応(のぼれんニャン等)やオーダー対応(にゃんがーど・天然木とびら)が選択肢になります。
5. 価格帯(予算と本気度のバランス)
汎用突っ張りゲートの数千円台から、専門オーダー品の10万円前後まで幅があります。「まず試す」なら汎用品、「確実に止めたい・長く使う」なら専門品、と本気度で選び分けるのが現実的です。
住まいタイプ別のおすすめ
突っ張り式(のぼれんニャン/にゃんドア/汎用ゲート)。穴あけ不要で原状回復の心配なし。
ビス固定の天然木とびら、またはオーダーのにゃんがーど。長く確実に使える。
汎用突っ張りゲート。隙間幅と高さだけは要確認。
木製のにゃんがーど/天然木とびら。玄関の雰囲気を損なわない。
よくある質問
Q. 突っ張り式は本当に外れませんか?
A. 正しく設置すれば日常使用で簡単には外れませんが、天井・壁が柔らかいと固定が弱くなります。設置面の強度を必ず確認してください
Q. 猫がよじ登ってしまいませんか?
A. 登りにくい丸型ポールや十分な高さの製品を選ぶことが重要です。近くに足場になる台・棚を置かないことも対策になります。
※本記事は脱走を100%保証するものではありません。最終的な仕様・価格は各メーカー公式サイトでご確認ください。
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